濃い髭は国や時代によってはワイルドとも言われますが、現代の日本では「青髭」や「泥棒髭」とネガティブな印象が強いです。
また不潔な印象をもつ方も少なくありません。
最近髭が濃くなったなーと感じる方。すでに髭が濃い方。もしかするとその濃い髭には原因があるかもしれません。
濃い原因の大体は男性ホルモンや遺伝の影響を受けてです。しかし中には自身で髭を濃くしている方もおられるのです。
今回は髭が濃くなる原因・生活習慣とその対策方法を見ていきましょう。
基本的には今までの生活習慣と遺伝
初めに残酷なお話をさせていただきますが、基本的には髭が濃い薄いは遺伝です。髭が濃いなーと気付いてから生活を改善してもそれ程変わることはないでしょう。
ただ全てが遺伝とは言い切れません。子供の頃から今まで積み上げてきた生活が蓄積されて髭が濃くなった可能性は十分あるのです。
もし遺伝ならば、あなたの家庭は皆髭が濃いことになるでしょう。しかし中には薄い方もいる筈です。両親ともに薄い方も多いでしょう。
じゃあ何故自分だけが濃いかというと、髭を濃くする生活を送ってきた他なりません。その第一の原因として挙げられるのが男性ホルモンです。
先述のように毛が濃くなる理由は男性ホルモンの影響を受けてです。
男性ホルモンのほとんどを占めているテストステロンが増加することにより、毛母細胞へ力を与え、元気を毛が生えるように促進しています。
つまりこのテストステロンが過剰な量のせいで髭が濃くなってしまうのです。これを避ける抑毛する為にはこの男性ホルモンを抑えるしかありません。
テストステロンを生成する食べ物
テストステロンを生成する可能性が最も高い食べ物が動物性たんぱく質です。ヒゲの濃い方は肉食に偏っている方も多く、牛肉・鶏肉・豚肉類を好みます。
これらはテストステロンを過剰に分泌させる可能性があるので食べすぎには注意しましょう。またニンニクやニラなど男性機能を強化する食べ物も男性ホルモンを過剰に生成する食べ物です。
逆に豆腐・納豆など豆類は男性ホルモンを抑える効果があります。意識的に取り入れることである程度進行を妨げることが出来ます。
髭を濃くするだろうと言われているもの
毛抜き
髭を濃くする理由は食べ物だけではありません。最も問題なのが毛を抜いている方です。
毛を根元から抜くと、一時的とはいえ綺麗になるので、ついつい毛抜きを行う方は多いですが、毛を濃くする可能性があります。
毛を抜くと毛細血管は太くなります。毛細血管が太いとその分栄養素の量が多く送られます。そして前よりも強くたくましい毛が育ってしまうのです。
誰しもに当てはまるわけではないので、はっきりとした事はまだ分かっていない状況ですが、毛抜きを続けたことで毛が濃くなった方は多くいらっしゃいます。
また炎症の原因ともなるので、毛を抜くのはやめましょう。
空気の悪い所によくいる
車や工場のガス、煙など悪い空気が流れる環境によくいる方は、髭が濃くなる傾向にあると言われています。これは外部からの悪い空気から内部を守ろうとする生き物の本能のようなものです。
これは髭部分に限りません。空気が悪い所に長くいると、鼻毛が通常より多く生えることもあります。
排気ガスだけではなく、煙草の煙も含まれます。煙草には有害な煙が含まれますので、喫煙者の方は通常よりも髭が濃くなりやすい環境にいると言えます。
ヒゲの剃り方
髭の剃り方は、髭を濃くしてしまう可能性を持つと言われています。1つは髭を剃る時、毛の流れに逆らい逆剃りに剃ること。もう1つは肌を傷つけるように剃ってしまうことです。
考え方は排気ガスと同じで、肌を傷つけてしまうと体は守ろうと考え、毛を生やす為です。ですから肌を守りながら優しく剃るように心掛けましょう。
髭を剃る時は必ずシェービング剤を使うこと。
電気シェーバーを使用している方も、刃が劣化していると切れ味が悪くなり、肌を傷つける原因となります。1年か2年で電気シェーバーの刃を変えるようにしましょう。
初めにお話した通り、髭が濃くなる原因の多くは遺伝と男性ホルモンの影響です。濃くなるだろうと言われているものは、あくまで「だろう」です。
ただこれらが原因で濃くなったという方も多くおられるので、一度見直してみましょう。