脱毛にはレーザー脱毛・ニードル脱毛の他にフラッシュ脱毛と呼ばれるものがあります。
光脱毛と呼んだり、フラッシュレーザー脱毛と呼んだり、店や商品により様々ですが、これらはフラッシュ脱毛のことを指しています。
ここではフラッシュ脱毛とは何か?効果について見ていきましょう。
フラッシュ脱毛の仕組み
フラッシュ脱毛はIPL(インテンスパルスライト)という光のエネルギーを照射します。この光を照射部位に当てることにより、毛母細胞や毛乳頭など毛包に熱を与えます。
そうすることで毛根のメラニンを刺激し、毛の再生率を弱らせ脱毛していきます。
毛には毛周期があるので、一度脱毛しても再び生えてきますが、毛母細胞を何度かやっつけることで毛を生えないようにしていきます。そうすることで毛穴も収縮し目立たなくなる仕組みです。
肌に直接当てるのですから、一見危険に感じますが、光の出し方で対処しています。
黒いメラニンに反応するのはレーザーと一緒ですが、カメラのフラッシュのように一瞬の照射にすることで、肌を傷つけず、毛根のみに効くようにしているのです。
脱毛以外の効果
フラッシュ脱毛は元々毛穴を引き締め肌を明るくする為に使用されていました。その施術を行っている内に、脱毛効果があることも発見したのです。
その為、フラッシュ脱毛を続けることで美肌効果にも繋がります。女性芸能人がエステに通って、ツルツルになっていると同時に綺麗になっているのはこの為なのです。
フラッシュ脱毛の効果 回数と期間
前述の通り、フラッシュ脱毛は毛のサイクルに合わせて照射していきます。毛は成長期・休止期・退行期と生えますが、この内照射可能なのが生えてくる成長期です。
ですから毛が生えてくる成長期に合わせ、体は2,3ヶ月に1回、ヒゲは1月に1回程度の照射となります。
大体は産毛状態になるまで8回~12回、完全に毛を無くすまでは15回以上と言われているので、1~2年が完了目安となるでしょう。
1、2回ではそれ程効果を感じることは出来ず、繰り返すことにより徐々に薄くなっていきます。
但しこれらはあくまで手足や腹・背中など体毛の薄い部位です。ヒゲのような濃い部位は毛の力が根強いので、ツルツルにするのは時間がかかるでしょう。
エステでのフラッシュ脱毛と価格
レーザー脱毛は美容クリニックのような病院で行いますが、フラッシュ脱毛はエステでの照射が可能です。レーザー脱毛に比べると照射力が弱いので、エステでも取り扱うことが出来るからです。
またフラッシュ脱毛をクリニックで受けることも可能です。照射力が弱いと言っても、体に関わるものですから、きちんとした医師の下で受ける方が安心感はあるでしょう。
価格はエステの方が安く、レーザー脱毛と比べてもフラッシュ脱毛の方が安いです。
フラッシュ脱毛は永久脱毛ではない
医院でのレーザー脱毛は永久脱毛と言えますが、エステ、脱毛サロンに関しては永久脱毛という言葉が使えません。
医院のレーザー脱毛は照射力を60J(ジュール)まで上げれるのに対し、エステでのフラッシュ脱毛は法律で高い照射力を禁止されているので20Jまでしか使用できないのです。
その為に不再生脱毛という言葉がよく使用されます。またフラッシュ脱毛が誕生してから、それ程長い期間が経っておらず、永久的かも分からない為、このような言葉が使われます。
しかしこれはレーザーも同じで、1年や2年経てば産毛のようなものが生えてくるので、どちらもあまり違いはないでしょう。
フラッシュ脱毛の方が照射力が弱いくらいのものです。
フラッシュ脱毛の照射範囲と痛み
フラッシュ脱毛の照射範囲はレーザーに比べると広く大きいです。レーザーが20~30本程に対し、フラッシュは80本程度です。
その為、照射時間が早く、時間はほとんどかかりません。
また照射力が弱いので痛みもそれほどありません。照射瞬間にピリっとする程度で、レーザー脱毛に比べると痛みとも呼べないレベルと言えます。
エステでの照射手順
まずはカウンセリングを受けましょう。そこで注意事項や、肌の確認、値段の説明など行います。毛を剃っていない場合は照射部位の毛を剃り、テスト照射に入ります。
フラッシュ脱毛では始めにジェルやローションを体に塗ります。それから照射することで、火傷など肌トラブルを防ぐことができます。
テストが終わり、照射が終われば、ジェルを拭き取り終了です。説明や準備に対し、照射はあっという間です。
照射後
フラッシュ脱毛照射当日は、入浴は控えシャワーだけにしましょう。また照射部位に化粧水や乳液などを塗り、保湿することで肌トラブルを防ぐことができます。